Thursday, 15 March 2007

硫黄島からの手紙Letters from IwoJima

戦争が嫌い私、今日は日本の立場に立って、戦争について語った映画をみた。

東京から南へ1250km
日本の最南端に近い太平洋
東京都小笠村硫黄島。面積22KM 、山手線一周ほどもない小さな島です
その島に61年前に、何かあったのか、あなたは知っていますか…

一日でも長くー61年の時を越えて届く男達の思い、2006年、硫黄島の地中から数百通の手紙が発見された。それが、この島で戦った男達が、家族宛ててに書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼ら何か託したのか…61年ぶりに届く手紙、そのひとりひとりの素顔から、硫黄島の心が明かされて行く…

5日で終わるとされた戦いが、36日間戦い抜いた男達、世界中誰よりも、強く、愛しく誇らしく、私達は、彼らと出会う。
忘れられないシーンは、いくつもあったが、兵士達の武士精神、食糧もなく、硫黄島がアメリカ軍に占領される直前に、本部から硫黄島で命で戦っている兵士達へ届く長野県の子供達の励まし歌うが印象的なシーンだった…
国概念のない私にとって、「我」を超えて、国のために自分を犠牲する兵士の行為が、不思議な信仰に見える。「信念を貫けば、やがてそれは本当の正義となる、という台詞があるのですが、それはテロリストにも通ずる言葉。この言葉が気になってしょうがなかったです。でも、ハリウッドでも活躍している渡辺謙(栗林を演じた)はすばらしい主役だと思う

 栗林はアメリカをよく知る開明的な指揮官の面と、家族思いの父親の面を持つ人物として描かれる。留学生として数年を過ごし、国力の巨大さも知れば友人もいるアメリカと戦わなければならない苦悩を栗林は背負う。留学時の回想の場面でも、硫黄島に着任してからも、彼はよく子供たちに絵手紙を書く。さすがに渡辺謙という感じであった。

また、この戦争映画のもうひとりの主人公、5日で終わるとされた戦いで唯一生き残された元パン屋の一兵卒・西郷(二宮和也)も、演技が良かったと思う。

1945年2月、男達が、米軍との激しい戦闘を体験した。擂鉢山の守備隊は米軍の強力な攻撃にさらされて孤立。武器弾薬が底をついた。栗林は擂鉢山守備隊の指揮官に、撤退と別部隊への合流を指示するが、西郷の上官は自決を決心し、部下に同様に自決を命じる。手榴弾で次々と死んでいく兵士たち、とても怖かった!しかし、西郷は自決を拒絶する。拳銃を突きつけて自決を迫る元憲兵の新入り・清水(加瀬亮)に、西郷は言い放つ。「自決することが、陛下に尽くすことになるのか!」 これが、この映画で一番素敵なセリフだと私が見ている。

 実は、西郷が身重の妻を家に残して出征した身。彼は妻とまだ見ぬ子に「必ず生きて帰る」と誓いをたてた。西郷もまた、常に妻あての手紙を出し、戦闘が始まった後も届くあてのない妻への手紙をしたためている。「生き抜く代償に、人間性が奪われるような世界に放り込まれてしまう、ごく普通のパン屋」(二宮和也談)西郷が、最後まで人間性を見失わなかったのは、家族に対してたてた誓いだ。だからこそ彼は、擂鉢山で上官から自決を命じられても、拒絶することができたのだろう?
これが、…違った意味の信仰とも言えるでしょう

 

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Life may change,but it may fly not; Hope may vanish,but can die not; Truth be veiled, but still it burtneth;Love repulsed,----but it returneth.人生の中に夢があるのではなく夢の中に人生がある. 没有花吗,有歌我献给你;没有歌吗,有话在我心里;没有话吗,有梦我告诉你。 I'm walking in the favour of God, his grace and mercy has brought me this far. I will believe all that His word says about me; lack and poverty, it's not my destiny. I'm walking, I'm living, I'm walking in the favour of GOD. His favour (his favour) is better (is better) than life to me, the blessings of Jesus make me rich in victory.

Yume